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慢性の痛み・脳梗塞後遺症・在宅ケアなど

鍼灸は数千年の歴史のある東洋療法の一つで、身体の状態を手で観察しながら、鍼や灸を施すことで身体の不調を整える治療法です。 マッサージも同様に身体の変化を手で察知して施しますので、専門的知識をもった国家免許所持者が行わないと効果はありません。


足のサンリーズ♪

■メンバー紹介 ■誕生編 ■第1話「明日に向かって」 ■第2話「旅立ち」 ■第3話「世界に一つだけの花」
■第4話「愛は勝つ」 ■第5話「白い巨塔」 ■第6話「吹田協会組」 ■第6.5話「デビュー?」 ■第7話「夢は捨てない!」
■第8話「出会いこそ奇跡」 ■第9話「なんでやねん合唱団」 ■第10話「全国大会デビュー!」
■第3話 「世界に一つだけの花」
2回のステージで、だんだんと自信がついてきた。
それがあとで痛い目に会う原因になったのだが…。
結成して1年が過ぎた平成15年春、総会の後の懇親会が3回目のステージだ。

今度は、あの名曲「川の流れのように」に挑戦だ。

歌詞を聞くだけで泣けてくる歌だ。
でも、潤ちゃんは知らなかったらしい。美空ひばりに失礼な!?
ちなみに、潤ちゃんのご主人は「大阪城ホールにアラシが来るんだって」
と聞いて、
なんでそんなん決まってんの。なんでわかってるの。」
と言って若い人達に冷たい目で見られたらしい。(意味わかる?)
余談だが、面白い夫婦だ。

とにかく、歌唱力も肺活量も必要な歌だ。
こんな歌を歌えるなんて、やっぱり、美空ひばりは天才だと思った。

3パートに分かれて歌う。

少しは上達しているのか、佐野先生の「すごーい」「きれーい」が、全部お世辞ではなく、
少しは本当にそう思ってくれているかな、という気になってきた。
でも、アカペラにするには難しすぎるので、佐野先生の美しいピアノ
伴奏がつくことになった。

もう1曲は「世界に1つだけの花」。ひろぴーが「スマップの花屋の歌
あれがいいわー」
と強く推薦してたんだけど、そのころはまだ大ブームの前で、
皆「何?その花屋って」って感じだった。
それが、練習を始めたとたん、大ブレークして、ひろぴーって
本当に情報をつかむのが早いというか、すごいなと思う。
そんなセンスのよさが治療院の盛況につながるし、私達メンバーをまとめる原動力に
なってるのだと思う。やっぱりキャプテンはキャプテンだ。飲まない限り・・・。

この歌も、中居くんでも歌えるんだから、とバカにしていたが、
リズム感を出すのが結構難しかった。
カメラ目線でポーズをつける余裕はないけれど、SMAPのビデオを見て、
振り付けも取り入れることにした。
何度もビデオを見ていて、一時的にスマップのファンになってしまった。

懇親会本番。
「川の流れのように」を歌う。

知らず知らず歩いてきた 細く長いこの道
ふり返ればはるか遠く ふるさとが見える
でこぼこ道や 曲がりくねった道
地図さえない それもまた人生

ああ川の流れのように ゆるやかに 
いくつも時代は過ぎて
ああ川の流れのように とめどなく 
空がたそがれに そまるだけ

生きることは旅すること 終わりのないこの道
愛する人そばに連れて 夢探しながら
雨に降られて ぬかるんだ道でも
いつかはまた 晴れる日が来るから

ああ川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい
ああ川の流れのように うつりゆく 季節雪解けを 待ちながら

ああ川の流れのように おだやかに この身をまかせていたい
ああ川の流れのように いつまでも 青いせせらぎを 聞きながら
聞きながら・・・


練習の成果は充分出せたように思う。
名曲だし、皆が知っている(潤ちゃん以外?)ので、聞き入ってくれた。
なんか、思い切り歌うって気持ちいいね。

そして寸劇。
足のサンリーズドラマ・2003年春「世界に一つだけの・・・」

ひろぴー 「皆様こんばんは。足のサンリーズです。」
切ちゃん 「え~私たちも結成して早1年が経ちました。」
金ちゃん 「これもひとえに、皆様の暖かいご声援、ご支援のたまものと厚く
       お礼申し上げます!」
潤ちゃん 「そして今、誰よりも感謝を申し上げたい人は、」
千明ちゃん「私たちをいつも励まし、おだてながら、誉め殺し?」
力ちゃん 「酔っ払いの部員にもキレたりせず、優しく私たちをご指導くださいました!」
順ちゃん 「すべてはコーチのおかげです!」
佐野先生 「いえいえ、みなさんがとてもお上手ですから…。」
ひろぴー 「いえいえ、とんでもございません、コーチのご指導がいいからですよ!美人だし!」
切ちゃん 「やさしいし!」
金ちゃん 「頭もいいし!」
潤ちゃん 「性格もいいし!」
千明ちゃん「スタイルもバッチリ!」
力ちゃん 「歌がうまいし!」
ひろぴー 「運動神経も抜群!」
切ちゃん 「非のうちどころがありませんね!」
金ちゃん 「チータに似てる!」
全員   「う~んにゃっ!!」
ひろぴー 「佐野多由子先生です!」ヒュ~~~!!(拍手)

  「さっ、冗談はさておき。」(金ちゃん:なんでやねん!!パシッ!)
  「いやいや、本当に素晴らしい方です!感謝しています!」
  「長い間、本当にありがとうございました。」
  「本当に惜しい人を・・・」
  「ちゃうっちゅ~ねん!!」(金ちゃん:ピシッ!)
  「・・・失礼いたしました。これからも末永くお願いいたします。」
  「本題に入りたいと思います。」

  「え~私達は最初、非常にダイソレタ考えを持って、コーラスをはじめました。」
  「目指したのは、実は業界のハーモニーなんです。」
順ちゃん 「ハーモニー…」
全員    「ハーモニー!」
ひろぴー 「そう、ハーモニーの輪が、吹田から大阪中に、そして全国に広がって」
金ちゃん 「いろんな人がいるけど、みんな同じ仕事」
切ちゃん 「スタイルや方法は違っても、同じことを目指しているのだから」
力ちゃん 「同じ業を営む仲間として!」
潤ちゃん 「一つになれば、もっと世に貢献できるはずです!」
千明ちゃん「そうなれば、私たち個々の治療院も社会的にも経済的にも良くなります!」
ひろぴー 「自分だけが良ければいいじゃ、これからはダメなんです!」
切ちゃん 「そのことを伝えたかったのです。」
順ちゃん 「ハーモニーには、そんなメッセージが込められているんですね、
       キャプテン!」(そうとも!)
金ちゃん 「でも本当は、ただ楽しいからやってる、とも言えます。」(軽く、ズルッ)

ひろぴー 「先日、近所の花屋さんの前を通りかかって、思いました。」
       「大きな花や小さな花、色とりどりの、いろんな花が咲いています。」
       「その中でどれが一番だなんて決められないし、」
       「みんな精一杯咲いてて、とてもきれいだな~って。」
       「私たちにも、同じことが言えるんじゃないかな~って。」
♪No.1にならなくてもいい・・・♪とバックミュージックスタート。
       「これからも、私達は一生懸命歌い続けます!」
       「足のサンリーズをどうぞよろしくお願いいたします!!」
       「入部はいつでも大歓迎です!」

続いて「世界に一つだけの花」を歌う。

花屋の店先にならんだ いろんな花を見ていた
人それぞれ好みは違うけど どれもみんな綺麗だね
その中で誰が一番だなんて 争うこともしないで
バケツの中誇らしげに シャンと胸をはっている
それなのに僕ら人間は どうしてこうも比べたがる
一人一人違うのにその中で 一番になりたがる

そうさ僕らは 世界にひとつだけの花 
一人一人違う種をもつ
その花を咲かせることだけに  
一生懸命になればいい
小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one…

そしてアンコールは「夏の思い出」を皆で合唱。

なんとすばらしい流れでしょう。
文句なく、うまくいった、ここまでは。


ここで終わればよかったのに…。


再び「アンコール!」の声がして、つい調子に乗ってしまった私達。
「じゃあ、夜空ノムコウ でも歌おうか!」


…素人ってこんなものだ。


この日のすべてが台無しになった。


「練習してなかったらできないんか。」と副会長。そ、そのとおり。

身のほど知らずとはこのことで、ぜーんぶぜーんぶ忘れてるのよね。

サンリーズ、初めての挫折、だったと思う。
でも、失敗が人を成長させるというものだ。
皆さん、サンリーズはめげません!

次回を見ていてください。(グスッ)




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